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子どもにiPhoneやiPadを渡すことはありますか?
大人があれだけ四六時中大切に持っているものなので、小さい子でも興味がでるのは当然ですね。
そんなとき、ただ子どもに貸してしまってはどんな操作をするかわかりません。
そんなときに便利な機能がiPhone・iPadにはついています。
子どもが触ったとき機能を制限することができる設定があります。
また、iPhoneを子ども用に買ってあげる場合についても、いろいろと制限した上で使ってもらうための設定が可能です。
それぞれの場合について解説するので、お子様にiPhoneをとお考えの方、ぜひ参考にしていただき、iPhone漬けにならないようにしてあげてください。
使うアプリを制限する
iPhoneは子どもが使うアプリを制限することが可能です。
この方法だと、あなたのiPhoneを一時的にお子様に貸す場合に使うアプリを制限して使わせてあげることができます。
【iOS12以前のiPhone】設定→一般→アクセシビリティ→アクセスガイド
【iOS12より新しいのiPhone】設定→アクセシビリティ→アクセスガイド
iOS12以前の画面で解説します。

まずは設定アプリから一般へ。

アクセシビリティをタップ。

下の方へ行くと、【アクセスガイド】があります。

これをオンにします。

続いてパスワード設定も行います。
Touch IDをオンにしておくと解除が簡単です。

さらに、時間制限を設けることができるので、必要があればアラームを設定しましょう。
これで準備はオッケーです。
アクセスガイドの設定方法
次にアプリ側です。
今回は子ども用YouTubeのこちらのアプリで試してみました。

まずは子どもにこのアプリだけなら触らせても大丈夫というアプリを開きます。
そこで、ホームボタンを3回押してください。
ホームボタンがないiPhoneはサイドのサイドボタン(電源)を3回押してください。
こんな画面になります。
この画面の中でもし一部反応してほしくないという部分があれば、指をその部分を円で囲みます。
オプションが左下にあります。

- スリープボタンを無効にするならオフ
- ボリューム変更を無効にするならオフ
- 画面の回転など無効にするならオフ
- キーボードを表示させないならオフ
- 画面タッチを無効にするならオフ
- 時間制限を設定するときはオンに
アクセスガイドを終了する
アクセスガイドを終了するには、ホームボタンを3回押して、先ほど設定したパスコードを入力。
またはTouch IDを有効にしているならホームボタンを2回押してください。
アクセスガイドのデメリット
このアクセスガイドは、設定が簡単なので、すぐにひとつのアプリに対してそれだけしか使えないという制限が可能ですが、上記に書いたように、解除の方法も簡単なんです。
つまり、小さいお子様に一時的に使わせるときの方法としてはベストですが、ある程度大きいお子様では解除されてしまう可能性が高いです。
この方法では解除されてしまう、もしくはiPhone自体を子どもに持たせるのでしっかりと解除されない制限をしたいという場合は次の方法を使ってください。
iPhone自体を制限する
先ほどの方法は例えば親のiPhoneを子どもに一時的に貸す場合に有効な方法でした。
ここからはアクセスガイドでは簡単に解除されてしまう、もしくは子どもにiPhoneを買い与える場合の制限の方法です。
この方法なら、iPhoneの機能を完全に制限したり、ダウンロードするアプリや課金などの制限が可能です。
それは、スクリーンタイムを使う方法です。
パスコードを設定して制限をかけるので、そのパスコードがわかってしまわない限り完全に自由に使うということができなくなります。
このパスコードがわかってしまうと、すべての制限の設定が変更可能になってしまうので、少しでも推測されてしまう可能性があるもの(誕生日など)は避けるようにしましょう。
休止時間を設定する

スクリーンタイムではiPhone自体の使える時間を制限することが可能です。
たとえば夜遅い時間にはiPhoneを使えない状態にしたいという場合には夜22時〜朝6時までは使用できないようにするということが可能です。
使いすぎを防ぐための強い制限が可能です。
アプリごとの使用時間を制限する

アプリ毎に使用できる時間の制限をかけることが可能です。
基本的にはiPhoneを使える状態ですが、たとえばゲームのやりすぎを制限したいなど、アプリ単体で使い過ぎを制限したいのときに使えます。
1時間の制限時間を設けたら、1時間使用した場合はパスコードを入力しないとそれ以上は使えなくなります。
また、特別に追加で使えるようにするということも可能です。
常に許可するアプリを設定する

たとえば夜には休止時間を設定してあるから基本的にiPhoneが使えない状態だけど、例外的に使えるアプリを設定して、そのアプリだけは使えるという設定ができます。
例えば電話だけは休止時間中でも使えるなど、緊急を要するときに使えて欲しいアプリを決めることが可能です。
コンテンツとプライバシーの制限を決める

iTunesで音楽を購入したり、App Storeでアプリを購入したり課金したりを制限できます。ここを設定しておけば、勝手に課金されてあとで高額請求が!という心配がなくなります。
お金にまつわる制限だけでなく、年齢制限を設けることが可能です。アプリやSafariなんかで閲覧するWebコンテンツの使用を制限することが可能です。

アプリには「4歳以上」「9歳以上」「12歳以上」「17歳以上」と段階的に年齢制限がかけられてます。
また、Webコンテンツにも成人向けウェブサイトの制限が可能です。

他にもSiriやGame Centerの制限も可能です。
また、位置情報や連絡先の共有先の制限までかけることができます。
かなり細かく設定できるので、お子様の年齢に合わせて変更してあげることができてしまいます。
ファミリー共有

ファミリー共有という設定がiPhoneにはあります。
買ったアプリやiCloudのストレージを共有できたりしますが、さらにスクリーンタイム機能を使ってリモートで制限が可能です。
さらに、アプリのダウンロードの承認を求めることもでき、その支払いは親が行うことが可能です。
子どものiPhoneと共有する設定方法
「設定」アプリ→ユーザー名→ファミリー共有
子どものApple IDを作成してあげる、もしくメールアドレスを入力して案内を送る必要があります。
子どもを追加すると、ファミリーメンバーになります。
「設定」アプリの1番上に表示されている自分のユーザー名の部分をタップしていただき、その中のファミリー共有で確認ができます。

安心して子どもにiPhoneを
iPhoneにはたくさん情報が入っています。
その中にはとても大切な情報があり、何かの表紙で流出や削除がないとも考えられません。
安心して子どもに見せてあげたいという思いを叶える方法をAppleは用意しているということが素晴らしいですね。
すぐに設定することをお勧めします。