ども、KUNYOTSU logを運営しています、くんよつです。
「iPadあればパソコンいらなくなる?」
よくこんな質問されます。
用途によってはiPadがパソコンの代わりになる方もいらっしゃいます。
ただ、iPadも万能ではないので、パソコンじゃないと能率が下がる、もしくはiPadじゃできないということもありえます。
パソコンを買ったけどやりたいことができなかった。
iPadを買ったけど、パソコンじゃないとやりたいことができなかった。
その結果どっちも必要になってしまう。
これが1番避けたい結果ですよね。
もちろん、両方あったほうが1番効率がいいですが、安いものではないので悩んで当然だと思います。
2018年のiPad Proの発表会で、パソコンと比較する場面がありました。
iPadの売れ行きはすごいですよね。
ノートパソコンと比べても売れている数はiPadが売れています。
かなり持っている人を多く見かけるようになりました。
ノートパソコンの全92%よりも速い。
ほとんどのノートパソコンより優れていることを強調しています。
Appleは確実にパソコンからiPadへの移行を促していると考えられます。
さらに、Apple公式のiPad Proのページでは「iPad Proを選ぶ理由」と題して特設のページが用意されています。
内容を見ると、完全にノートパソコンと比べている内容になっております。

概要をまとめます。
- ほとんどのノートパソコンより処理速度が速い
- 薄いのに10時間持つバッテリー
- 直感的に操作できる
- iPhoneと同じように使える
- キーボードを使えばパソコンのように使える(ショートカットキーも)
- スキャナーになる
- パソコンで使うソフトもiPadにもある。
- ファイルアプリでファイルの管理は簡単
これからノートパソコンを検討している人がiPad Proを買うように促されている、そんなページになっています。
AppleはMacBookを売っているにもかかわらずiPadをノートパソコンの代わりにと言っているあたり、これからどんどんiPadの進化が予想できますね。
ちなみに僕は、パソコンはApple製品だとiMac、MacBook Air、iPadはiPad Pro 12.9、iPad Pro9.7を使った経験があります。
その経験から本当にiPadがパソコンの代わりになるのかを解説しようと思います。
今回はAppleのノートパソコンの中でも安価なMacBook Airと、iPadの中で安価なモデルiPad第7世代を比較しながら、iPadがパソコンの代わりになるかを考えてみようと思います。
追記:iPadOSの登場
今まではiPadでもiPhoneと同じiOSでしたが、ついにiPad専用のOS[iPadOS]が登場しました!
iPadがよりパソコンに近くなり、よりiPadだけで作業できるものが増えました。
目次
iPadとパソコン、金額を比較
安ければ安いほうがいい。当然だと思います。
みなさんパソコンに費用はなんとなく想像できると思いますが、iPadをパソコンの代わりに使おうと思ったときにどれくらいの費用になるかをご存知のかたは少ないかもしれません。
安いと予想していたのに思ったより高かったでは検討する余地がありません。
ということで、まずは端末自体の金額を比べてみましょう。
記載の金額はすべて税別の金額です。

MacBook Air 128GB 119,800円 (メモリ:8GB)

iPad 第7世代 128GB 44,800円
一応ストレージは同じ128GBとしました。
当然ですが、iPadのほうが割安ですね。
ただ、個人的にはiPadだけでは同じ土俵だと思えません。
やっぱりiPadといえばApple PencilとSmart Keyboard(スマートキーボード)が必要になってきます。
Apple Pencilは第1世代で10,800円。
そして、Smart Keyboardは17,800円
この3つで73,400円。
それでもまだiPadのほうが安いですね。
この金額だと、高いといわれるMacBookだけでなく、一般的なノートパソコンよりも安いと感じます。
さらに、iPadのSmart Keyboardは高いので、サードパーティ製のBluetoothキーボードで十分だと思います。
およそ2,000円でBluetoothキーボードが買えるので、iPadならさらに安く使えそうです。
ということで、値段のことを考えるとiPadメインで検討するのがいいですね。
iPadが得意なこと、パソコンが得意なこと


プライベートで使うのか、仕事でも使うのか。
これによって大きく変わります。
プライベートなら、恐らくiPadでも事足りると思います。
iPadが得意なこと
- ネットサーフィン
- 動画視聴
- 電子書籍を読む
- イラストを書く
- ノートをとる
iPadはiPhoneでできることが大画面でできるメリットがあります。
その上、Apple Pencilという強力な相棒のおかげでiPadならではの手書き体験が可能です。
iPadはアプリもたくさんあるので、多機能すぎて使わない機能もでてくるかもと思ってしまうくらい便利な端末になりました。
大きいiPhoneという認識の端末ではなくなり、よりパソコンに近くなってきています。
ただ、問題は仕事で使う場合です。
どんな仕事なのかで違いはありますが、少し考えられるものをあげておきました。
- Officeファイル編集
- 動画編集
- 画像加工
- デザイン
- プレゼン
- 打合せメモ
まず、上記の作業は一通りiPadでも可能です。
iPadでもエクセルやワードといったOffice関係のアプリがあります。
打合せのメモや議事録についてはiPadとApple Pencilのほうが優れているかもしれません。
iPadならその場で写真を撮ってそのままApple Pencilで手書きできます。
また、動画の編集においてもiPadで十分可能です。
また、いままではパソコンでしか使えなかったAdobe(アドビ)のPhotoshop(フォトショップ)が登場し、さらにIllustrator(イラストレーター)も2020年に登場すると正式に発表されています。
パソコンが得意なこと
- マルチタスク
- 負担の大きい作業
- たくさんのソフトがある
やっぱりパソコンのほうがいいと思う部分もあります。
例えば、iPadはアプリを画面に基本的には3つしか出しておくことができません。
パソコンならいくらでもウインドウを開いておくことができます。
また、動画の編集はiPadでもできますが、大きい容量のものを編集しようと思ったらやっぱりパソコンでやるしかないかと思っています。
また、フォトショップもiPadでできるとはいえ、かなり高画質のものはiPadでは処理が大変になる可能性が高いです。
パソコンのほうが歴史が長いわけですから、まだiPadにないパソコンだけでしかできないソフトもたくさんあると思います。
それを使いたいということであれば、パソコンの選択肢しかありません。
このあたりは、あなたがやりたいことをあらかじめ検索していただき、本当にiPadでできるかを調べた上で選択していただけたらと思います。
データの管理も問題なし
データの保存についてや移動を心配されるかたもいらっしゃいますが、iPadもパソコンに近い方法で使うことが可能です。
iPadではいろいろなデータを本体ではなく、オンラインストレージで管理することになります。
使うアプリは「ファイル」というものが最初からインストールされており、そのアプリを経由することで簡単にデータの管理ができます。
当然PDFを保存したり、Zipファイルの解凍や作成もまったく問題ありません。
また、USBドライブやSDカードといった外部ドライブについてもiPadで読み込むことができるので、かなりパソコンのデータ管理方法は近いと感じてもらえると思います。
携帯性で決める
携帯性はiPadに軍配が上がると思っています。
MacBook Air :1,250g (仕様によって差がある)
iPad:483g(Wi-Fiモデル)


持ち歩く場合には、この差がとても大きく感じられます。
iPadは500mlのペットボトル1本分以下。
軽いといわれるMacBook Airでも2倍以上になります。
毎日持ち歩くことを考えると少しでも軽い方がいいですよね。
こう考えるとiPadのほうが機動力がいいと思うかもしれません。
ただ、パソコンの代わりと考えると、キーボードを持ち運ぶことを考える必要があります。
iPad専用のキーボードであるSmart Keyboardはおよそ200gくらいということで、合計で700gくらいと思ってもらえれば間違いないかと思います。
まあ、それでもMacBook Airと比べて断然軽いので、ノートパソコンの検討していたけど持ち運びが多い人はiPadを検討したほうがいいですね。
バッテリーは両者最高だが
もちろん両者ともバッテリーの駆動時間は素晴らしいです。
ただ、数字上ではMacBook Airのほうが長持ちです。
- MacBook Air 【12時間】
- iPad 【10時間】
おそらくですが、パソコンの代わりに使おうと思っているなら電源の確保はしやすいと思いますし、一般的なパソコンと比べても10時間も使えれば十分だと思います。
iPadでも十分1日の作業はできると思いますが、さらに長時間使いたいという場合はiPad ProであったとしてもMacBook Airにはかないません。
ただ、iPadならモバイルバッテリーでサッと充電できるので、その点は便利かもしれません。
文字を大量に打つのも大丈夫


先ほども書きましたが、iPadでもBluetoothでキーボードを接続することで、パソコンと変わらないスピードで文字を入力することが可能です。
なので、この点ではどちらが有利不利ということは感じていません。
ただ、Smart KeyboardはiPadに合わせたキーボードサイズになっているので、気になるかたはApple Storeで一度触ってみることをオススメします。
もちろん、iPadでもショートカットキーは使えるので安心してください。
iPadでもマウスが使えるように!
iPadOSにアップデートすることで、あなたのiPadでもマウスが使えるようになります。
よりパソコンとの差がなくなってきています。
利便性で考える
iPadはさっと出してパッと使え、そして立ったまま作業ができます。
こういうところはiPadならではだと感じます。
ノートパソコンは机や椅子がないと作業は大変です。
何か立ちながらメモをとったりする場合には圧倒的にiPadが便利です。


iPadはパソコンにもなり、ノートにもなり、カメラにもなりとさまざま用途に使えるので、利便性で考えるとiPadに軍配が上がると感じました。
とくにApple Pencilの存在は大きく、この存在だけでiPadを選ぶ理由になり得ます。
iPadならどこでもネットに繋がる
パソコンにはない大きなメリットとして、iPadにはセルラーモデルがあります。
わざわざモバイルWi-Fiを出してスイッチ入れてやったり、テザリングしたりする必要がありません。
また、モバイルWi-Fiが繋がらないということも意外と多いです。これがけっこうストレスになります。
残念ながら金額は高くなりますが、格安シムで運用することでそれほど負担も大きくならず運用できます。
もちろん、iPhoneでテザリングという手もありますが、サッとネットにつなげたいという場合にはセルラーモデルが最高だと思います。
というわけで、ネット環境はiPadに軍配があがるかと思います。
高性能アプリはやっぱりパソコン
iPadの良い点をたくさん出しましたが、やっぱりいまだにパソコンにかなわないのは高性能なアプリを使うという場面です。
iPad版ではでていない、Mac用のアプリもたくさんあって、とくに動画の分野では高性能なMacを選ぶ人がたくさんいるのは納得です。
もちろん、iPadでもストレージ1TBでメモリが6GBのものもありますが、それにともなうアプリがないと処理するのが難しいと思います。
そういった大容量のものを使う可能性があるなら、ちょっと高めのパソコンである必要があると思ってください。
ケースバイケースで選ぶ
みなさんが思いつく日常的な作業についてはiPadでも代用が可能であると言えるほど、今のiPadは高性能で用途が広いです。
ただ、使い慣れてるパソコンと比べると最初はとても窮屈に感じるかもしれません。
ただせっかく使うなら何がなんでもiPadでこの作業をこなすんだ!という意気込みがあると、iPadマスターに近づけます。
ある程度iPadに慣れてくるとパソコンよりも速くできるものも増えてきます。
また有料アプリは無料と比べて性能がいいので、iPadを買ったら有料アプリも積極的に試してみてください。
とはいえ、やはり専門的なものについてはパソコンでないと厳しいです。
なので、あらかじめ本当にやりたいことを調べてみてください。
やり方がのっていれば問題ないと考えてもらっていいと思います。
iPadを買う決心がついたら
さあ、iPadを買う決心がつきましたか?
iPadを購入するときの基準をまとめましたので、検討してみてください。
iPadはメルカリなんかで中古で買うのもいいですが、安く買いたいけど不安な人にはAppleの整備品を購入することをオススメします。
では、楽しいApple Lifeを。
参考サイト:Apple